1962-08-23 第41回国会 衆議院 本会議 第6号
従いまして、私は、重複を避けたいと思いますけれども、皆さんすでに十分御承知の通り、ガリオア・エロア等の米国援助は、食糧、衣類、綿花、重油等の物資の供与をもって行なわれ、これが戦後の混乱期においていかにわが国民生活の安定と経済の再建に役立ったかは、今なお記憶に新たなるものがあるのでございます。
従いまして、私は、重複を避けたいと思いますけれども、皆さんすでに十分御承知の通り、ガリオア・エロア等の米国援助は、食糧、衣類、綿花、重油等の物資の供与をもって行なわれ、これが戦後の混乱期においていかにわが国民生活の安定と経済の再建に役立ったかは、今なお記憶に新たなるものがあるのでございます。
今度の対米債務の対象になっておりますのは、御承知の通りガリオア、それから米軍の払い下げ物資いわゆるQM、それから余剰報奨物資のSIMというものがあわせて対象になっております。
従って、これは、おっしゃる通り、ガリオアを日本に渡すに関連して日本人の役務が必要である、あるいは日本の物が特に必要であるという場合には、当然終戦処理費から日本に調達を命じ得るのでありまして、いずれも占領目的のための経費でありますが、これは終戦処理費から出すことは当然でございまして、日本の予算書にそういうことが書いてありましても、これは当然のことでありまして、別にこれで何かいけないということにはならないと
けさほども申しました通り、ガリオアに付随しました、もっと詳しく申しますならば、米国軍事予算法の中のガリオア項目にあります一から十までのものは、これはアメリカの行政費でございます。私の承知いたしておりますところでは、これは八千九百万ドルございまして、それは今度の援助総額の中にももちろん入っておりませんし、また、今度の処理の対象にもなっておりません。
さきに本会議における本件の趣旨説明において申し上げました通り、ガリオア等米国の戦後対日援助の処理は、米国との間の多年の懸案でありまして、米国は、わが国と同じくガリオア等の援助を受けた西独に対し、これが解決を申し入れたとほぼ時期を同じくして、わが国に対しても昭和二十七年秋これが解決を正式に要請をして参りました。その結果、昭和二十九年夏本件に関し米国側と数回にわたり公式会談が開催されました。
御承知の通り、ガリオア等、米国の戦後対日援助の処理は、アメリカとの間の多年の懸案でありまして、米国は、わが国と同じくガリオア等の援助をうけた西独に対し、これが解決を申し入れたとほぼ時期を同じういたしまして、わが国に対して昭和二十七年秋、これが解決を正式に要請して参りました。その結果、昭和二十九年夏、本件に関し米国側と数回にわたり公式会談が開催されました。
その後政府におきましては、米国側とこの債権の処理について交渉を開始いたしたのでありますけれども、先方は当初声明いたしました通り、ガリオア、イロア等、わが方の米国に対する債務の処理に関連してこの問題を解決する、そういう方針を堅持いたしましたために、当時この債権の処理について解決を見なかったのであります。
さらにMSA交渉の中でガリオアのお話が出ていないのは納得が行かないと言われるのでありますが、これは出ていないのを出ていると申し上げるわけにはどうも行かないのでありまして、われわれはしばしばこの委員会でも申し上げました通り、ガリオアの問題は債務とは心得ておるけれども、その中にはいろいろはつきりしないところもありますので、日本側でも材料を整えて、こちらの材料をもつて交渉しなければならぬ、そのためにはある
さらに大きな失敗は、松平議員も申し述べられました通り、ガリオア援助の早期解決を強調されたことであります。ガリオア援助につきましては、その財政措置において国民の負うべき義務ではありません。それをなおかつ義務なりとして認めただけでなく、早期解決を強調されただけでも、すばらしい失敗であつたと思いますが、これに対する政府の所見を承ります。
それから今お話の見返り資金というものは、アメリカのどういう資源から来ようと実は金で借りて来たものではなくて、これは御承知の通りガリオアで入つて来た食糧とか石油とかあるいは油脂というようなものを日本政府が受けて、これを日本政府が民間に拂い下げて得た金であります。それらに対する債務と今まで大蔵大臣はたびたび繰返しておりますが、こういうものは将来返さなければならぬ性質のものであります。
○兼岩傳一君 まあ私はこの問題はその程度にして……その次に来る四—六月の外貨予算ですが、一—三月に対して、約九億ドルに対して四億五千万ドルで予備費を抜きますと三億七千万ドルくらいに過ぎないということですが、そして自動承認制を削減して事前割当を復活するというようなやり方をしておられますが、こういうような條件で第一にお尋ねしたいのは、八千万ドルのアメリカからの食糧は予定通りガリオア資金の輸入に切替えられるようですが
○国務大臣(青木孝義君) これは御承知の通りガリオアやイロアで入つておるものが大きいのでございまして、従つてそういうもののあります限り、それらの物資については別に関税の問題は余り起つておりません。併しながら個々の物資についてどういうふうな程度に定めらるべきものであるか、定めたらよいじやないかというような問題については検討中でございます。
而も日本が御承知のように災害等年々繰返すことでありますので、相当の予備的な数量を考えて行かなければならんと存じますが、今まで通りガリオアのみで参りませんので、南方からはこちらの輸出力によつて輸入するというバーター制になりますので、従つて予定いたしております数字が必ず入るか入らんかということが非常な問題でありますので、食糧を確保する上から申しましても、内外の事情をよく見極めまして、政策を持つて行きたいと
また御承知の通り、ガリオア物資で入つておりましたものが、本年の七月からはどうなるかわからぬのであります。食糧でも三百四十万トンの輸入が計画されておりますが、そのうちある部分はガリオア物資ではないのでありますから、必ずしも予定されましたようなものの数量が確保できるかできないかわからないのであります。
○山本政府委員 アメリカの対日援助資金には、御承知の通りガリオア、イロア、すなわち占領地救済費と占領地復興費がありますが、これはアメリカ陸軍省の予算でありまして、アメリカの国民からとつた税金でまかなわれておるものであります。そしてこの資金によりましてアメリカその他から物資を買いまして、日本へ持つて来ておるわけであります。
○森国務大臣 今日米価をきめますにつきまして、パリティー指数によることが妥当であるということを申し上げたのでありますが、いかにもお話の通りガリオアで入つておるのは一応こちらの仮定した価格によるのでありますから、この価格の決定が日本の農産物と何らの関係もない。
それから御承知の通りガリオア資金によりまして、ただいま主要食糧がまかなわれておるというような点がありますので、そういつた外国産が高値であるという点と、ガリオア資金においてまかなわれているというような特殊な点、大体この二つの点から見まして、輸入税の免税措置をとるべきではなかろうかというように考えるに至つた次第であります。
○石原(周)政府委員 御承知の通り、ガリオア、イロアの物資でありましても、あるいはそれ以外の一般物資でございましても、現在のところ日本政府の会計といたしましては、外貨の関係につきましての直接の取得あるいは支拂いという関係は持ちません。日本側の会計の整理といたしましては、円の整理をいたしておるわけであります。
そして輸出品の買上代金は貿易特別資金より拂い出されておりますから、今おつしやつた通りガリオア・フアンドで入つて参ります食糧の賣下代金は、貿易資金特別会計の輸出品を支拂う代金に充当されているということは、今堀江委員より御指摘の通りであります。